資産運用に興味がある方は多いですよね。銀行の預金金利が低く、なかなか給料が上がらない今、資産運用でお金を増やす必要は年々高まっています。
老後2,000万円問題に代表されるように、公的年金も一昔前よりもらえる金額は少なくなっています。
もはや豊かな老後を送るためには公的年金だけでは足りないのです。
ここでお話ししている公的年金とは、厚生年金や共済年金を指しています。
国民年金だけでは、国民年金の満額は、年額約78万円なので生活していく事も難しいでしょう。
老後のためだけでなく、子供の学費を貯めるため・今の生活を豊かにするためにも資産運用はもはや必須です。
そこで今回は数ある資産運用の中から最も一般的な株式投資の取引の流れについて説明をします。
株式取引と聞くとお金を減らしそうで怖いというイメージを持たれている方もいるかもしれませんが、手順を踏んでしっかり取引を行えば株式取引は決して怖いものではありません。
この記事を読んでいただければ、株式投資の取引の流れについてしっかり理解することができますのでぜひ参考にしてくださいね。
株式投資の取引の流れは7つ!
株式投資の主な取引の流れは7つです。
- どの証券会社で取引をするか選ぶ
- 証券口座を開く
- 証券口座に入金する
- 購入する銘柄を選ぶ
- 株を購入する
- 株を売却する
- 出金する
それではステップごとに株式投資の取引の流れについて説明をします、
わかり易く説明しますのでぜひ最後まで読んでくださいね。
どの証券会社で取引をするか選ぶ
一口に証券会社といっても、日本にはたくさんの証券会社があります。
証券会社によって取引できる株の種類や手数料が違うので、証券会社選びは非常に重要です。
間違っても、「どこの証券会社でも一緒でしょ?」といった感覚で選ばないようにしてください。
証券会社は、大きく2つに分かれ、対面型証券会社とネット証券に分けることができます。
対面型証券会社の特徴は、証券マンが担当としてついてくれることです。
株式投資の知識があまりない方にとって、経験豊富な証券マンがついてくれる事はありがたいでしょう。
しかし、証券マンによって当たり外れが非常に激しいので注意が必要です。
対面型証券会社は一般的に、手数料が高いです。株式取引は、何度も株売ったり買ったりすることがあるので手数料の違いは大きな差になります。
証券マンが担当だと安心だと思う方もいるかもしれませんが、今はインターネットで十分な情報を調べることができる時代です。
わざわざ証券マンが担当としてつかなくても株の知識は身に付けることができますので、手数料の高い対面型証券会社を選ぶ理由は無いといって良いでしょう。
一方、ネット証券は、インターネット上で株式取引の注文を完結させることができ、手数料が対面型証券会社に比べ大幅に低いことが特徴です。
証券マンはつきませんが、先ほど説明した通り今はインターネットで株式の知識を十分に身に付けることができますので、株式取引を行う際は手数料が安いネット証券を選ぶようにしましょう。
ネット証券と一口に言っても、日本にはたくさんのネット証券会社があります。
5大ネット証券といわれているのが
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- 松井証券
- auカブコム証券
です。5大ネット証券の他にも、GMOクリック証券やLINE証券などもあります。
それぞれの証券会社には様々な特徴がありますので、自分に合った証券会社を選ぶようにしましょう。
証券口座を開く
取引をする証券会社が決まったら、証券口座を開きましょう。
ネット証券の場合、ほとんどの会社では、インターネット上で証券口座の開設を完結させることができます。
免許証やパスポートなどの本人確認資料もオンラインで提出することが可能ですので郵送する必要もありません。
また、ネット証券の中には、最短当日口座を開設することができる証券会社もあります。
このような証券会社を利用すれば、その日から株式取引を行うことが可能です。
証券口座の開設でおすすめなのは、メインで利用する証券会社以外の証券口座も作成しておくことです。
何故かというと、証券会社が提供する情報には独自なものもありますので、複数の証券会社に口座を開いておくことでより多くの情報を掴むことができます。
証券口座の維持手数料を取っている証券会社はほとんどありませんので、複数の証券会社に口座を開いておくようにしましょう。
証券口座に入金する
証券口座の開設が終わったら、証券口座にお金を入金しましょう。
証券口座への入金方法は主に2つです。
- クイック入金
- 銀行振り込み
クイック入金は、手数料無料で即時お金を入金することができる方法です。
ネット証券の場合、ほとんどの証券会社がクイック入金に対応しています。
銀行振り込みは、すべての証券会社で利用することができる入金方法ですが、手数料がかかったり即時入金が反映されないなどのデメリットがあります。
クイック入金に対応している会社を使っている場合は、クイック入金で入金するようにしましょう。
購入する銘柄を選ぶ
口座に入金したら、購入する銘柄を選びましょう。株式取引で利益を出すためには、この銘柄選定が最も重要です。
銘柄選定を行うにあたっては、株価チャートや企業業績等について確認するのは当然ですが、できれば会社四季報もしっかり読み込むようにしましょう。会社四季報とは、上場企業の企業情報をコンパクトにまとめた冊子です。
この会社四季報は、楽天証券やSBI証券などを利用すると無料で読むことができます。
会社四季報には株式取引をするにあたって有益な情報がたくさんありますのでぜひ利用するようにしてくださいね。
株を購入する
銘柄選定が終わったら、いよいよ株を購入しましょう。
株の購入には様々な方法がありますが、主な注文方法は、成行注文と指値注文でしょう。
成行注文とは、価格を指定せず株を購入する方法です。指値注文とは、希望価格を指定して株を購入する方法になります。
この注文方法には他にも、OCO注文やIFD注文など様々な方法がありますが、とりあえず成行注文と指値注文を覚えておけば問題ありません。
成行注文と指値注文については別の記事で詳しく説明してますのでぜひ参考にしてください。
株を売却する
希望する株価まで購入した株式の株価上昇したら、株を売却しましょう。
株の売却方法は、株の購入方法と同じです。もちろん、上昇した場合だけでなく株価が下落した場合も裏ざるを得ない時もありますので、株価の動きは注視するようにしましょう。
出金する
証券口座からは当然ですがお金を出すこともできます。
出金の注意点は、当日や翌日などには、お金が銀行口座に入らないことです。
特に、株を売却した後は、銀行口座にお金が入金されるまで数日かかることが一般的になりますので注意するようにしてくださいね。
まとめ
今回は、株式取引の一連の流れについて説明をしました。
株式取引は、最もポピュラーであり簡単に行うことができる資産運用になります。
昔は、1部の富裕層のみが株式取引を行っているイメージがありましたが、今は簡単にインターネットで株式取引を楽しむことが可能になりました。
冒頭でも述べましたが、現在の銀行金利を考えると銀行預金ではほとんどお金を増やすことができません。
積極的に資産運用を行い、お金を増やす必要性があるのです。
今回の記事が、株式取引を実際に行い将来の資金作りの役に立てば幸いです。