先日結婚した前職の同期と、久々に会ってお茶をしたのですが、その時に彼女が興味深い話をしてくれました。
「旦那にプロポーズをされてから、結婚するにあたってお互いの貯金通帳を見せ合ったんだけど、私の貯金が少なすぎて旦那が言葉を失ってたの。笑」
私は現在F Pとして仕事をしていますが、前職では客室乗務員をしていました。
彼女は今も現役として、客室乗務員の仕事を続けているのですが、花形の職業と言っても接客業です。
きっと皆さんが思っているよりも、現実はかなり厳しいお給料でした。
目次
結婚の年齢や費用
私も当時ほとんど貯金できていなかったので、彼女の通帳に貯金がほぼないのは想像できましたが、
そもそも単身女性って、平均どのくらい貯金をしているのだろう。
単身男性は、どのくらい貯金をしているのだろう。
皆結婚するときに、どのくらい貯金しているのだろう。
と、たくさんの疑問が湧いてきました。
20代単身世帯の平均貯金額と金融資産保有額
預貯金の平均額:77万円
保有金融資産の平均額:113万円
資料:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査 単身世帯調査」(令和2年)より
特に20代は年収の18%ほどの貯金があるというのが平均数値だそうです。
皆さんは、現在の年収の18%を超える貯金はありますか?
結婚にかかる金額
結婚にかかる金額が全体でどのくらいあるか、皆さんはご存知でしょうか。
リクルートブライダル総研の調べによると、結婚式にかかる費用相場は354.9万円、
新婚旅行にかかる費用相場は、61.4万円、新生活にかかる費用相場は72.3万円という結果でした。
これだけで合計488.6万円かかります。
何歳で結婚するの?
そして気になる結婚年齢平均ですが、2021年の婚姻件数は59 万 8965 組で、
前年の 58 万 6481 組より「 1 万 2484 組増加」しています。
平均初婚年齢:
夫31.2歳 妻29.6歳
ということは、24歳で社会に出てから夫となる人は7年、妻となる人は5年の間で、
結婚にかかる金額を少しでも準備する必要があります。
いくら貯金したらいいの?
結婚にかかる費用が488万円(小数点以下省く)なのでその半分を負担するとなると、
244万円は貯めておく必要があると言えます。
夫は7年で244万円貯めるには、年間35万円貯金する必要があります。
月3万円貯金を7年間続けるという生活です。
妻は5年で244万円貯めるには、年間49万円貯金する必要があります。
月4万円貯金を5年間続けるという生活です。
ちなみに、国税庁の調査によると20~24歳の平均給与は男性で277万円、女性で242万円です。
25~29歳の平均給与は男性で393万円、女性で319万円です。
この数値から20代の平均給与を単純に計算すると、男性は335万円、女性は281.5万円となります。
結婚するときに通帳を見せ合う?
これは、意見が分かれる質問だと思います。
ゲンナイ製薬株式会社が行った調査によると、結婚前にパートナーの貯金を把握している人は、
女性は89.2%、男性は75.3%という結果です。
結婚にあたり、お互いの通帳を見せ合ったというカップルもいれば、
貯めている額だけ確認し合った、個人の資産なのでお互い知らせ合わず、
結婚後に新しく共有貯金を始めたというカップルもいました。
年収がある程度あるのであれば、結婚にあたって2人で貯金をし始めるのというのも手ですが、
過半数は結婚前の貯金から結婚資金を算出するようになると思います。
結婚前に貯金いくらあればいい?
私も前から気になっていたことではあったので、
この機会にS N Sフォロワーさんへアンケートを実施し、結果を出してみました。
今回アンケートの回答をしてくれたのは、20~29歳の未婚の男女70名でした。
選択肢は、以下の通りです。
結婚前パートナーには〇〇万円貯金をしていてほしい
①〜99万円
②100万円〜300万円
③500万円〜800万円
④1000万円〜
結果は以下のようになりました。
女性がパートナーに求める貯金額は、100〜300万円が過半数を占め、
100万円未満の貯金でもいいという意見が一番少ない結果となりました。
男性がパートナーに求める貯金額は、100万円未満がトップで40%を占め、
1,000万円以上の貯金を求める人は0人という結果となりました。
今回は年齢が20代の男女だったため、このような結果が出ましたが、
年齢や年収によってもこの結果は変わると思われます。
実際アンケートでいただいた意見の中には、自分の年収がこのくらいなので、相手にもこれくらい求める。
逆に自分の年収が少ないから、相手にも大きい額は求めないというような意見もありました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は結婚前貯金について、リアルな意見をまとめてみました。
貯めていたお金を人に見せることってなかなかないですよね。
社会人になって自由にお金が使えるようになったことで、ついつい使い過ぎてしまう方、これじゃいけないと思っていてもなかなか貯金できないという方もいると思います。
今回のアンケート結果などをきっかけに、結婚を考えている人がいるのであれば、
それまでにどのくらい貯金をしたほうがいいなという一つの目安になったのではないでしょうか。
結婚の予定がないという方も、将来の自分やパートナーのために、是非今から少しずつ貯金をしてみてください。
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