この記事でわかること💡
・サブスク賃貸とは何か
・サブスク賃貸のメリット・デメリット
・どんな時に利用するのが効果的か
この記事は5分ほどで読み終わります。
皆さんは今、賃貸に住んでいますか?
それとも住宅を購入して暮らしていますか?
以前から、賃貸派と購入派は「どっちの方がコスパがいいんだ!」と協議されていました。
一般的には賃貸の方が持ち家に比べてコスパが良いとされていましたが、
人生100年時代と言われる現代では持ち家の方が老後不安が少なく、結果コスパがいいんじゃないかとも言われています。
そこにさらに現れたのが、「サブスク賃貸」です。
今回は、サブスク賃貸とはそもそも何か。
トータルコスト的には、パフォーマンスは良いのかという点についてお話ししていきます。
目次
サブスク賃貸って何
「サブスク」という言葉を最近よく耳にしますが、
サブスクというのはサブスクリプション(subscription)の略で、
定額料金を支払うことでコンテンツやサービス、商品を所有という形ではなく一定期間中利用することです。
サブスク賃貸では、居住空間が利用対象となります。
家具家電がついたマンションやホテルを、定められた期間中に住居として利用することができます。
持ち家/賃貸/サブスク コスパの良さは?
サブスク賃貸の対象としては、ホテルや旅館、マンション、アパート、戸建てなどが対象となっていますが、
一概には言えず、図書館やカフェをサブスク賃貸として提供しているものもあります。
賃貸の場合、毎月の家賃が6万円だったとすると、そこに水道光熱費や洗剤、掃除用具などの生活必需品の支出が伴います。
住み続ければ、更新料もかかりますし、引っ越すのであれば引越し業者の費用や家具家電の処分にかかる費用、
新調する費用、物件にかかる初期費用などがかかってきます。
20代で一人暮らしを始め、更新や引っ越し、ファミリータイプへ住み替えなどを行なっていくと、
一生涯では6,000万円ほどかかります。※額はエリアや間取り等により変動します。
持ち家に住む場合は賃貸と同じく水道光熱費や生活必需品に加えて、
利息を含めたローンの返済、固定資産税の支払いや、経年に伴った修繕費などがかかってきます。
20代後半で戸建てを購入したとして、利息や税金、修繕費の支払いを続ければ、
賃貸と同じく大体6,000万円ほどはかかってきます。※額はエリアや間取り等により変動します。
それに比べてサブスク賃貸の場合は、設定によって毎月の家賃が変化します。
6万円台で30日住むことができる物件もあれば、エリアや設備、環境によっては、4万円台で住める物件もあります。
私物を運ぶのにレンタカーを利用したとしても、1日数千円です。
もし洗濯機のない物件に宿泊して、コインランドリーを定期的に利用したとしても、
トータルコストは安価に抑えることができます。
サブスク賃貸の特徴
洗濯機が装備されていない物件は料金が比較的安くなるなどもあるため、
設定料金によって設備の有無は変動する可能性がありますが、
基本的にサブスク賃貸では、生活に必要となる家具家電等は完備されています。
サブスク賃貸のメリット・デメリット
新しい暮らしのスタイルとも言えるサブスク賃貸ですが、そのメリットとデメリットについてお話ししていきます。
メリット
合わないと思えばすぐに移動できる
夜中隣の部屋が騒がしい、近所の住民から嫌がらせをされている、近隣のペットの鳴き声に悩まされている、
隣の部屋がベランダでタバコを吸うので窓を開けられない…など、
賃貸や持ち家のように決まったところに定住していると、大なり小なり近隣住民との接点やトラブルはあり得ます。
ホテルや旅館だとそもそも、マンションやアパートに比べて壁が分厚いため隣の音が響くということが少ないですが、
カプセルホテルのような形式の物件では、居心地の悪さを感じることもあり得ます。
また、住んでみた結果近隣の治安に不安があったり、自分には合わないと感じた場合は、
もちろんサブスクなので簡単に別の場所に住み替えるということができます。
転勤や単身赴任にスムーズに対応できる
サブスク賃貸は、全国で検索ができるサイトも多くあるため例えば、東京から北海道に3ヶ月研修がある、
1年間単身赴任をすることになった、というような場合でも、スムーズに入居することができます。
家具家電を買い揃える必要がない
前述したように、サブスク賃貸には家具家電が完備されています。
そのため、数十万円もかけて家具家電や生活雑貨を買い揃える必要がありません。
引越し費用が必要ない
家具を買い揃える必要がないというのもそうですが、引っ越しをする必要がないため、
引っ越し業者にかかるお金や、物件入居に係る初期費用など合わせて、
約15〜50万円という大きな金額を節約することができます。
デメリット
ドミトリーが多い
ゲストハウスのような形式で賃貸に出している物件も多いため、相部屋となる可能性もあります。
在宅ワークやプライベート空間を求める方には、不向きでしょう。
コミュニケーションを取るのが好きな方や、相部屋でも気にならないという方には合っていますが、
そうでないのであれば相部屋形式でないことを確認し、個室を探してみてください。
希望の物件の予約が取れるとは限らない
ホテルなどの宿泊施設と同じだと考えていただくとわかりやすいですが、
空き状況によっては、希望の部屋が予約不可となることもあります。
求めているタイミングで希望の物件を予約することができなかった場合、
出張や移動に影響が出てしまうことも考えられるので、早めに予約を取ることをお勧めします。
物件を変えるたびに移動が必要
家具家電などは完備されているとはいえ、衣服や洗面用具などは持ち歩いて移動することになります。
サブスク賃貸は、1日から30日程度の利用が可能となりますが、
こまめに移動する方にとっては、その度に荷造りと移動をしなくてはいけないため労力がかかります。
まとめ
サブスク賃貸は、荷物ひとつで手軽に利用可能なため、住まいにこだわりがないという方は、
フレキシブルに利便性の高いライフスタイルが実現できるでしょう。
1人で落ち着ける空間で暮らしたいという方は、
予算内で希望のエリアに相部屋の物件しかないというイレギュラーも想定できますので、
それを受け入れることができるかどうかを考えてみてください。
サブスク賃貸によってカットできる居住コストは大きいため、独身の間は利用するというスタイルや、
単身赴任で利用するというような、期間を決めて利用するといいでしょう。
サブスク賃貸を検討中の方は、ご自身の生活で優先するものを基準に考えて、利用してみてください。
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