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NISAって結局なに?仕組みから活用方法、注意点までご紹介

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投資を検討したことのある人は誰でも、一度は「NISA」という単語を聞いたことがあるのではないでしょうか。 NISAとは、ある一定の範囲内であれば投資による利益に税金がかからなくなるという制度のこと。 今回は、NISAについてその仕組みや活用方法・注意点までをご紹介したいと思います。

NISA・つみたてNISA・ジュニアNISA、それぞれの仕組み

まずNISAには、基本のNISAの他にジュニアNISA・つみたてNISAという2つの発展形が存在します。 基本的な仕組みはNISAと同じものの、非課税の枠や対象者などが少しずつ違っています。

  一般NISA ジュニアNISA つみたてNISA
非課税投資枠 120万円 80万円 40万円
利用できる人 日本に住む20歳以上の方 日本に住む0~19歳の方 日本に住む20歳以上の方
非課税期間 最長5年間 最長5年間 最長20年間
口座開設可能数 一人1口座 一人1口座 一人1口座

NISA(一般NISA)とは

NISAとは、少額の投資を促進するために創設された制度。 毎年一定金額の範囲内で購入した株式・投資信託について、最長5年間まで運用益と譲渡益が非課税となります。 通常の投資であれば、その運用によって生じた譲渡益・配当金にはおよそ20%もの所得税の課税がかかりますから、それが非課税となるのは嬉しいですよね。 一般NISAを利用できるのは日本国内に住む20歳以上の方。 運用益が非課税となる非課税投資枠は年間120万円までとなっています。  

未成年の資産形成を助ける「ジュニアNISA」

日本国内に住む19歳以下の方は、「ジュニアNISA」を使用することができます。 基本的な制度設計は一般NISAと変わりませんが、非課税投資枠は年間80万円までです。 さらに18歳になるまでは口座内の払出しに制限が課せられており、基本的には引出しができません。 未成年の資産形成の促進のために創設された制度と言えます。  

長期的な投資を促進する「つみたてNISA」

一般的なNISAに比べ、より長期的な投資を促進するために創設されたのが「つみたてNISA」です。 基本的な仕組みは一般NISAと同じですが、非課税期間は最長20年に延ばされています。 その代わり非課税投資枠は年間40万円が上限であり、長期投資を目的とした株式等の購入におすすめの制度と言えるでしょう。 一般NISAとつみたてNISAは、どちらか一方だけを選べるようになっています。  

NISAのメリット・デメリット

NISAを利用する上ではメリット・デメリットをしっかり把握することが重要です。 NISAは投資の制度であり、リターンはあるもののリスクも存在すると知っておきましょう。

NISAのメリット

  1. 年間決められた非課税投資枠まで、運用益・譲渡益が非課税
  2. 非課税期間経過後は、翌年の非課税投資枠に移すことができる(ロールオーバー)
  3. 商品の時価が上がっていても全額をロールオーバー可能

年間決められた非課税投資枠まで、運用益・譲渡益が非課税

NISAの最大のメリットは、NISA口座内で購入した商品について、一定金額まではその運用益・譲渡益が非課税となる点。 例えば一般NISA口座で100万円の投資商品を購入しその後配当金を受け取った場合、通常ならかかる20%の所得税を払う必要がないのです。 また、100万円の投資商品が120万円に値上がりして売却した場合も、その譲渡益に所得税はかかりません。

非課税期間経過後は、翌年の非課税投資枠に移すことができる(ロールオーバー)

NISAの非課税期間は最大5年間(つみたてNISAは最大20年間)。 その期間経過後は、保有している金融商品を翌年の非課税投資枠に移す「ロールオーバー」を選択できます。 ロールオーバーした分の非課税投資枠は使えなくなるものの、引き続き非課税の恩恵を受けることが可能です。

商品の時価が上がっていても全額をロールオーバー可能

金融商品が値上がりして非課税投資枠以上の金額になっていても、全額をロールオーバーできます。 例えばある年にNISA口座で100万円の金融商品を購入して非課税期間を経過した場合、金融商品が値上がりして130万円となっていても、全額をロールオーバーできるのです。  

NISAのデメリット

少額投資を非課税で行えるNISAですが、デメリットもいくつか存在します。 まず、非課税投資枠を使い切らなかったとしても、それを翌年に繰り越すことはできません。 そしてNISA口座内で損失が発生しても、他の口座や所得と通算することはできません。 また、既に持っている金融商品を、新たに開設したNISA口座に移すことはできません。 こうしたデメリットがあってもNISAを利用するメリットがあるかどうか、考慮する必要があります。  

おわりに:NISAはこんな人におすすめ!

ここまで、少額の金融投資を非課税で行うことができるNISA制度についてご紹介してきました。 ・少額でリスクを抑えて投資をしたい人 ・投資自体が初めての人 ・値上がりの大きい銘柄を購入して非課税の恩恵を受けたい人 こういった人に、NISAの制度はおすすめ! 有利に資産形成をすることのできるNISA制度、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

【記事を書いた人】

安藤さくら子

ファイナンシャルプランナー

会計事務所に5年ほど勤務し、会社や個人をファイナンス面からサポート。その後フリーライターに転身し、お金に関する疑問や不安を中心に執筆活動をしている。