コラム

円安の時に投資するのってどうなの?

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この記事でわかること💡

・円高/円安とは何か

・円安の時は何をしたらいいのか

・円高をうまく利用する方法

 

この記事は5分ほどで読み終わります。

 

ニュースや新聞でなんとなく耳にする「円安」、「円高」という言葉。

「今は円安だから株は買わない方がいい。」という声も聞きます。

では、円安の時にやっておくべきこと、やめておくべきことは何なのでしょう。

 

円高/円安って何?

『円相場は、円に対する外貨の相対的価値のこと。通常は外貨1単位に相当する円貨額で表示する。

特に、米ドルやユーロとの比較によって示され、その中でも、米ドルに対する円の相対価値を示すことがある。』

-Wikipedia

 

わかりやすく言うと、

円高→他の通貨に比べて、円の価値が上がる。

円安→他の通貨に比べて、円の価値が下がる。

 

円安だと海外から日本への旅行客が増える

アメリカに旅行に行って、スーパーでバナナを買うとします。

バナナの値段は1ドルです。

1年前は1ドル=100円の価値だったとしたら、100円をドル換金すればバナナを買うことができました。

でも今年は「円安」で円の価値が下がって、1ドル=200円の価値になったとします。

ということは、バナナを買うために200円もお金をかけないといけなくなったのです。

 

 

逆にアメリカ人が日本に旅行に来た場合、1ドルの価値が200円に値するので、

日本でバナナが100円で売られていたら1ドルでバナナを2つ買うことができます。

 

そのため円安になると、少ないお金でたくさんのものが買えるため、

海外から日本への旅行者が増えるという傾向があります。

 

円高になると、その真反対の状態となるので逆に日本から海外への旅行客が増えます。

少ないお金で、海外でたくさん買い物ができるようになるからです。

 

極端な例ですが、先日友人がバングラデシュでの駐在から日本に一時帰国してきました。

彼女の話によると、バングラデシュの月収は8,000円ほどだそうです。

ということは、バングラデシュへ旅行に行くなら1万円も持っていけば贅沢な滞在が期待できます。

バングラデシュの通貨であるタカに比べたら、日本円はかなり価値が高いことになります。

 

円安の時はどうするべき?

円安の時に投資するのは、リスクがあるんじゃないかという方もいるかと思います。

確かに、大きな額をかけて米国株を買うなどは損をしてしまう可能性がありますが、

生活に支障がないほどの積み立てなどはいいでしょう。

労働収入だけで生活費を賄うのも、リスクになり得ます。

 

逆に預金以外の資産を保有していないのも、円安ではリスクになる可能性もあります。

円安だけでなく、インフレや失業のリスクなど、

様々なリスクに対応するためにも分散投資は有効となります。

 

通貨は慎重に選ぼう!

少ない円で、なるべく多く買うために価値が低い通貨を買えばいいというわけではありません。

先程登場した、バングラデシュのタカなどは円の価値の方が低くなる可能性がほとんどありません。

そのため、買ったとしても利益を上げることは非常に難しいでしょう。

 

広いエリアで需要のある通貨がいいでしょう。

人気なのは、米ドルや豪ドルです。南アフリカランドなどは、高金利ですがリスクが高いとされています。

 

円高で買っておこう!

ではいつ買っていつ売るのかという話ですが、

なんでも安く買って、高く売れば「利益」が出ます。

これを円相場で応用します。

円高の時に、外貨預金に転じて、円安になった時に換金するということになります。

 

先程のバナナの話で例えると、


*円高の時に買う

1ドル=50円(円の価値が高い)の時に1ドルのバナナを200円分購入します。

200円÷50円=4房のバナナが購入できる。



*円安の時に売る

1ドル=200円(円の価値が低い)の時に買っておいた4房のバナナを売るとします。

4房のバナナ×200円=800円で売れる。

 

バナナを売って得た収益800円 − 購入時にかけた金額200円 = 600円の利益(これを為替差益といいます。)

 

このことから、円高で買って円安で売るというのが、

利益を得るには効果的だということがわかります。

 

まとめ

最近、円安というワードがよく飛び交っていますが、今回はそんな円相場について解説しました。

円安の時には、大きな額を投資して利益を期待するというより、

今後のリスクに備えて「分散投資」として投資をするといいでしょう。

是非、投資をする際は円相場も加味して売り時、買い時を判断してみてください。

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