コラム

貯金が苦手な人でも無理なく着実にお金を貯められる方法

貯金が苦手な人でも無理なく着実にお金を貯められる方法 | サムネイル画像
この記事でわかること💡

・貯金をするためのシンプルすぎるルール

・支出において見直すべきポイント

 

この記事は5分ほどで読み終わります。

 

貯金に関して不安を感じる人は、多数います。

日本の平均年収は令和2年の段階で、433万円

 

平均貯蓄額としては、1,791万円となりますが、

実際には資産家の貯蓄額がこの平均値を押し上げているため、中央値に焦点を当てた方が賢明です。

 

実際に、単身世帯の貯金額の中央値としては45万円と非常に少額ですので、

平均貯蓄額とは大きな開きがあることがお分かりいただけるでしょう。

 

この数字からお分かりいただけるように、貯金が苦手だという人は多くいます。

分かってはいるけど、多くの努力はできないというかたは、是非本記事を参考にして見てください。

貯金がはかどる3つのポイント

もしお金を増やす、貯めるということに課題を感じているのなら、是非今回の内容を試してみてください。

その方法は大きく分けると3つです。

 

・収入を増やす

・支出を調整する

・お金を管理する


この3つにおいて、自分の課題を見つけ、少しのルールを遵守するだけで、

あなたの貯金や収入は確実に増えていきます。

 

まさにお金に好かれる習慣を作ることになります。

 

収入を増やす

woman placing sticky notes on wall

収入を増やす方法は、以前の記事でも紹介しているように様々な方法があります。

 

ここでは、例えば副業や投資などの収入を増やす前に、

必要なステップとその方法についてお話ししていきます。

 

Step.1 収入に関する課題を探す

まず今の「課題」は何かについて考えていきましょう。

 

収入が低い理由です。

例えば、本業の給与が低い。

非常にシンプルですが、実際に給与に関する悩みは「仕事の悩み」のトップにもなっています。

8割が「仕事の悩みがある」と回答。 悩みトップ3は「給与・待遇」「仕事内容」「雇用の安定性」。ー『エン派遣』ユーザーアンケートー |  エン・ジャパン(en Japan)

※エンジャパン株式会社 「仕事の悩み」についてアンケート調査

 

 

私も以前、客室乗務員として仕事をしていた頃はお給料が低く、

毎月25日には次のお給料日までどうお金を使うか「やりくり計算」をしていました。

日本の平均年収が令和2年の時点で、433万円となっていますので、

同じようにやりくり計算をしている人々が多くいることは察しがつきます。

 

逆に収入が高すぎて、多額の税金を課せられているために手元に入ってくる収入に課題を感じる方もいるかと思います。

 

Step.2 課題の原因を探る

私の場合、給与が低いという課題が見つかりました。

では、給与が低い理由はなぜでしょう。

これは人によって理由が異なってくると思います。

 

例えば、給与が低い=特に資格を要しない業務だから。

というように、原因が分かれば対応策が浮かんできます。

 

Step.3 原因の解決/改善となる対応を一つだけ決める

Step.2で課題の原因を探りましたが、そこからどう対策するといいのか考えていきます。

 

例えば、本業で特に資格を要しないために、高い給与を期待できないのであれば、

転職や資格の勉強、スキルを磨ける副業などを選ぶと良いでしょう。

 

副業を始める際は、まず本業である企業の副業規定を確認し、

その上で時間と収入のバランスに納得できる副業を選んでみてください。

 

初期投資の費用はかかりますが、パソコンを一台持っているだけでも副業の幅はかなり広がり、

今後の出世やキャリアアップの可能性にもつながり得ます。

 

Step.4 多くのことに手を広げすぎない

Step.3でPCを使って副業をすることを決めたとします。

ここで、なんでも幅広くやってしまおうとする方もいますが、ここでは一つに絞ってやることを決めましょう。

例えば、ブログを始める。

と決めたら、ブログだけをまず初めに開始しましょう。

 

ブログのプロフィールからインスタグラムに飛べるようにしたり、

同時にYou Tubeを始めたりするのではなく、まずは一つだけをやることがポイントです。

 

ある程度成果が出たり、余力が出たら、次にSNSを始めるなど徐々に手を広げていくことをお勧めします。

 

支出を調整する

apples and bananas in brown cardboard box

次に支出についての話題に入っていきます。

いくら稼ぎ出すお金を増やしても、その分使う額が多ければお金はたまりません。

逆に、多くのお金を稼いでいなくとも、支出のコントロールをしっかりとできていればお金は溜まっていきます。

 

Step1.固定費と変動費を知る

まずは支出を簡単に把握しましょう。

といっても、毎日何にいくら使っているのかを逐一把握するというわけではなく、大枠で知る程度で構いません。

 

それに効果的なのが、支出を固定費と変動費で分け、カテゴライズするということ。

 

家賃や光熱費、ローンや携帯代などが固定費に分類され、

食費や交際費が変動費に分類されるかと思います。

 

Step2. 固定費を見直す

皆さんは貯金をする際にどのようにして、貯金額を算出していますか?

以前の私は、毎月の貯金額を決めてはいたものの、

実際に生活してみると支出の変動によって目標通りの金額を貯められないという状態でした。

 

というのも、

私の固定費と変動費は以下のように区別されていたのです。

 

固定費

・家賃 ・光熱費 ・交通費 ・携帯インターネット

 

変動費

・食費 ・交際費 ・貯金 ・休日交通費 ・雑費

 

固定費6:4変動費という割合で、

固定費を払い、変動費を払って余った金額を貯金にあてるという形でした。

なぜかというと、仕事柄給与にも変動があり毎月貯金できる金額が異なるからでした。

 

この割合を少し変えるだけで格段に貯金額は増えます。

それは、固定費6:4変動費変えるということです。

これだけなのです。

 

区別してみてみましょう。

 

固定費

・家賃 ・光熱費 ・交通費 ・携帯インターネット ・貯金

 

変動費

・食費 ・交際費 ・休日交通費 ・雑費

 

これだけです。

変わったのは、貯金が固定費に移動したということだけです。

 

決めていた額が貯められないという悩みがあった方は、貯金の優先順位が低いというところに問題があるケースが多いため、

貯金を固定費にしてしまうことで大幅に改善が期待できるようになります。

 

Step3. 固定費を整理する

固定費と変動費について、区別を見直せたところで次に見ていくのは基本的なところです。

基本にして最も大切なので、是非ご自身はどうか考えながら見ていきましょう。

 

固定費をさらに細かくみてみると、家賃の割合が大きすぎたり、携帯代が高かったりと、

多少安いものに変えたとしても満足度はさほど変らない可能性のものがあるかもしれません。

そういうものがもしあれば、価格の安いものへ乗り換えをすることをお勧めします。

 

尚且つ、変動費から固定費に移動した貯金ですが、

こちらはイレギュラーがない限りきっちり毎月「固定費として」貯金に入れていきましょう。

 

支出の削減で意識するのは、パフォーマンスが変わらなくて料金が安くなるものは乗り換えをすること、

そして貯金は必ずきっちり納めるということです。

 

お金を管理する

laptop computer on glass-top table

ほとんどの方が、収入が増えて、支出を整えることができたら満足してしまいがちですが、

財政管理はさらにあなたの資産を有効的に使うポイントとなります。

 

Step.1 生活防衛費を確保する

支出に貯金を組み込むことによって貯金額が順調に貯まるようになります。

一つの目安として、例えば給与の3ヶ月分の貯金が貯まったとします。

これを「生活防衛費」とします。

 

生活防衛費とは、例えば怪我によって仕事を休むことになりその間、変わらず生活するために取っておく緊急用の生活費です。

そうでなくても、給与の若干の上がり下がりなどで補填するために利用するなど、

文字通り生活を防衛するために利用する費用です。

目安として給与の3ヶ月分と言いましたが、これはご自身がこれだけあれば十分だという金額で設定しましょう。

 

Step.2 残りの貯金は運用にあてる

資産運用によるメリットは、お金が働いてお金を稼いでくれるということです。

口座に貯金としておいておくことは、お金を眠らせているのと同じ状態です。

使うか貯めるかしかありません。

生活防衛費を残して、残りは運用に回すことをお勧めします。

 

資産運用というと、高収入の人向けと考える人もいるかもしれませんが、

現在では新型コロナウィルスの影響もあり、経済不安から資産運用を始めた人が増えています。

 

また、老後不安からNISAやiDecoなど国も推奨している制度があります。

投資額も100円からと、小額から始められるものもあるので、

リスクと金額はコントロールできる範囲内のもので運用しましょう。

 

まとめ

本日は貯金が苦手な人でも、無理なく資産を増やすことのできるステップについてご紹介いたしました。

簡単にまとめて見てみると、

 

・収入を増やす…課題と原因を追求(給与が少ない、所得税が多額など)。

      不足を補える対策をする。(スキルを磨ける副業または転職、節税方法を探すなど)

・支出を調整する…貯金を固定費にする。無駄な支出は見直す。

・お金を管理する…生活防衛費を確保し、それ以外はリスクコントロールできる範囲内で運用に回す。

 

と言った形です。

決して、多くのことに気を付けようとするのではなく、

収入、支出、管理のパートで一つだけ忠実に続ける、努力するようにして見てください。

 

 

【記事を書いた人】

Mia

FIREコンサルタント

国際線客室乗務員として4年間世界を回り、世界の金融事情とFIREという概念に出会う。

現在はFIRE達成のためにコンサルタントとしての活動をしながら、

日本人の金融教育向上を目標として執筆活動をしている。


基本的なお金の知識からFIREを達成するための使える知識を育てる『マネープロデュース』で一緒に学びましょう。