この記事でわかること💡
・国債とは何か
・国債のメリット/デメリット
・国債での投資に向いている人
この記事は5分ほどで読み終わります。
資産形成をこれから始めようかなと考えている人は、どんな投資があるのか。
リスクは何かを知る必要があります。
目次
投資のリスク
投資のリスクとリターンのバランスは以下の通りです。
リスクの低さでは「国債」が入ります。
国債とは
企業や団体が銀行などから資金を借り入れたときに発行される借用証書の一種が債券ですが、
その中でも国が発行する債券のことを「国債」といいます。
簡単にいうと、国が行う借金のことです。
国債は、国が債権を買った人に返済をしないといけない「還元年限」という期日が決まっています。
還元年限に達すると、国は貸主に対して利子を上乗せして金額を返済します。
企業などと比べて国は破綻するリスクが低いため、国債を買う投資家もいますが、
企業への投資と比べてリスクが低い分、リターンも低いという特徴があります。
国債の種類
国債には様々な種類のものがあり、目的によって分けて発行されます。
一般の人が国債を買いたい場合は、「個人向け国債」が購入対象となります。
建設国債
財政法第4条は、但し書きにより、「公共事業費・出資金及び貸付金の財源」について、国会の決議に基づく発行を認めています。
建設国債は、公共事業の遂行に必要な財源の不足を補うために発行されるものです。
赤字国債
建設国債を発行するための財源が不足する場合に発行するものです。
特例法が発行の根拠となっているため、特例公債と呼ばれることもあります。
復興債
東日本大震災の復興費用に充てるため、国会で承認された範囲内で発行されるものです。
個人向け国債
個人投資家だけが購入できる債券です。
機関投資家が購入する債券とは異なり、期間の途中で償還することが可能です。
利子の受け取りは半年毎に年2回。満期を迎えると元本が保証されて戻って来ます。最低金利は0.05%が保証されています。
利付国債
満期になると、元本と同じ金額を受け取ることができ、半年毎に、年2回の利払いがある国債です。
割引国債
利子のつかない国債です。その代わり、満期時に受け取る金額は発行価格より高く設定されています。
国債はどこで買えるのか
個人向け国債は、お近くの証券会社、都市銀行、信託銀行、地方銀行、第二地方銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農協、ゆうちょ銀行などの金融機関で購入できます。
毎月募集を行っており、「固定3年」、「固定5年」、「変動10年」の金利から選択することができます。
固定金利となっている3年と5年は、満期まで利率が変わらないため、発行した時点で投資結果を知ることができます。
初めて購入をする場合は、購入を行う金融機関にて国債の口座を開設する必要があります。
口座を開設する際には、免許証などの本人確認書類、個人番号カードなどのマイナンバーを確認できる書類、印鑑と通帳が必要となります。
手続きをする金融機関が決まっている場合は、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
メリット
リスクが低い
政府は企業よりも破綻するリスクが少ないため、一般的な投資商品と比べて元本割れのリスクが低く、安全な投資先と考えられています。
銀行金利より金利が高い
国債の金利は、年0.05%以上の利回りが保証されています。
メガバンクの金利が0.002%程度なので、銀行預金よりも金利が高い資産運用の選択肢となります。
1万円から投資できる
個人向け国債は1万円から購入できるため、少額投資をしたい人であっても無理なく取り組むことができます。
購入額の上限はありません。
デメリット
リターンが低い
元本が保証され、リスクも低い反面、利回りが低く大きなリターンは期待できません。
運用期間が決まっているため中途解約すると利子が減る
個人向け国債の期間は、3年、5年、10年という還元年限が決まっています。
中途換金は基本的に、国債発行1年経過後はいつでも可能となりますが、
直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれるため、利子が目減りすることになります。
国債ってどんな人に向いてるの?
国債は、リターンは低いですがリスクが低く信頼できる投資です。
そのため、リターンは特に期待していないがそれよりも資産の保安を重視する人に向いています。
大きな資産を持っている人は、国債での投資にメリットを大きく感じられると思います。
資産を増やすための資産形成を重視する人にとっては、思うようなリターンは期待できないため、
リスクが同じくらい低く国債よりも高い金利を考えるのであれば、
「ネットバンク」での貯金の方がメリットを感じられるのではないでしょうか。
ネットバンクについて解説した記事はこちら
賢い人はみんな使ってる?ネットバンクのススメ
まとめ
本日は国債について、特徴や種類、購入方法などの基本的な内容から、メリットデメリットどんな人に向いているのかという解説をしました。
資産が大きい人は国債によるメリットを感じられると前述しましたが、マーケットの分類としてお金持ちは、以下のように分かれます。
・超富裕層(純資産5億円以上)
・富裕層(純資産1億円〜5億円未満)
・準富裕層(純資産5,000万円〜1億円未満)
・アッパーマス層(純資産3,000万円〜5,000万円未満)
・マス層(純資産3,000万円未満)
上記では純資産3,000万円が分類の最低目安となっています。
資産が大きいという言葉の目安をこれに当てはめて言うのであれば、
純資産が3,000万円以上の方は、よりリスクの低い状態で資産を保有することができるため国債での投資が向いていると言えます。
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