皆さんは働いていて、仕事は楽しいと感じますか?
日曜日の夜、朝起きる時、会社に向かう時、何を思いますか。
「明日からも頑張ろう!」でしょうか。
「いきたくないな…」でしょうか。
どの仕事も「嫌い」という人がいる一方で、「好き」という人も必ずいます。
仕事が好きな人は、たとえ最高の職場環境でなくても、自分なりの楽しみ方を見つけることができるのです。
そして、そんな「仕事が好きな人」には、いくつかの特徴があります。
今回は仕事を楽しんでいる人の特徴と、楽しくないと思っている方がどのようにそれを解決できるかについてお話ししていきます。
目次
仕事を楽しんでいる人
やりたい仕事をできている
仕事が好きな人の特徴としてまず挙げられるのは、「やりたい仕事をできている」ということです。
子どもの頃から夢見ていたことや、好きな分野であれば、好きになれるでしょう。
仕事でミスをしても、怒られても、「この仕事が好きだ。」、「夢だった場所で働けている」と思えばモチベーションは高く維持できるはずです。
ただ、実際にやってみて描いていた理想とのギャップを感じるというのは当たり前のことです。
想像よりもっといいものかもしれませんが、想像よりもっと大変だったということの方があり得ます。
好きなことだからと言って、常に120%で頑張るのではなく、自分が頑張れる範囲で努力することが大切です。
学歴に囚われない
仕事を楽しんでいる人は、高学歴でバリバリ仕事をこなすエリートという印象を持つ人もいるかと思います。
ですが現実には、仕事を楽しんでいる人は、学歴や過去の成績には囚われていないという傾向があります。
学歴に囚われず、興味関心に素直、人の意見もしっかりと理解し、自分の意見も持っているという人は、学ぶスピードが速く、すぐにやりがいや目標を見つけることができます。
仕事を得るために学歴が必要なことはあっても、仕事にモチベーション高く取り組む上では学歴は意味も持ちません。
小さいことは気にしない
楽しんでやっている人は、手抜きもできるし、細かいことはあまり気にしないという特徴があります。
肝心なことはしっかりと掴んで、手を抜けるところは省エネで取り組むと言ったようなイメージです。
完璧主義で細かいことまで気にする人は、完璧を求めるが故に自己評価が低かったり、感じるストレスが多いため、仕事を心から楽しめない傾向にあります。
細かいことをいちいち気にしていたら、シンプルな作業でも時間がかかってしまい、仕事の効率が悪くなってしまいます。
人への期待も知らず知らず高くなり、自分と同じクオリティを求めてしまったり、
周りへも、ピリピリした空気で悪影響を出しかねません。
常に完璧なパフォーマンスを心掛ける余り、突然パンクしてしまうこともありません。
自分が完璧主義者だと思う人は、少し肩の力を抜いてみてください。
意外と力を抜いている人は、たくさんいるものです。
自分だけで頑張ろうとするのではなく、今の自分の完成度の70%くらいを意識して仕事をして、周りと協力しながら仕事をしてみると案外簡単に仕事が楽しくなるかもしれません。
仕事量のプレッシャーがない
朝起きて「今日はあれもこれもやらなきゃ」と思ったり、夜寝るときに「今日は出来なかった、明日は早起きしてやらなきゃ」と思ったりしていませんか?
仕事によって睡眠時間を確保できていない人は、「今日も遅くなってしまった。明日の仕事まであと○時間しかない…。」と仕事を軸に時間を計算することになってしまいます。
そうなると始業時間までの引き算となり、楽しむ余裕もなく、ストレスは増すばかりです。
就業時間内にやるべきことを集中してやって、それ以外の時間は自分が好きなことを積極的にやってみるといいでしょう。
休みにも仕事をしていると、オンとオフの切り替えがうまくいかなくなり、休んだ気にならない。という状態に陥りかねません。
早急に対処しなくてはいけないものがないのであれば、休みの日や仕事が終わった後は自分が楽しいと思えることや、安らげることに時間を使いましょう。
私生活が充実すると、自然と仕事を早く終わらせたり、お給料を上げるために仕事のパフォーマンスやモチベーションが上がるようになるのです。
世界一仕事へのやる気が低い日本
アメリカの人材コンサルタント会社KeneXa High Performance Instituteが行った調査によると、
日本の労働者の「やる気」は、世界一低いという結果になりました。
具体的に、この調査は28カ国の従業員100人以上の企業・団体の正社員を対象に実施され、対象となるサンプル数は約33,000にもなります。
世界で最も従業員がやりがいを感じている指数が高いのは、インドの77%です。次いで、デンマークが67%、メキシコが63%となっています。他の主要国では、米国が59%で5位につけています。中国57%、ブラジル55%、ロシア48%。英国、ドイツ、フランスなどの欧州先進国も40%未満と低調です。韓国は40%です。日本は31%で最下位です。つまり、日本の労働者のモチベーションは世界一低いということです。
※ダイヤモンドオンラインより
ストレス社会とはいえ、流石に世界最下位というのはなんだか悲しいですよね。
仕事が辛いなら
仕事を楽しんでいる人がいるのも事実ですが、やる気を失っている人が多いというのが現実です。
仕事へのやる気を高めるためには、
・前述した「仕事を楽しんでいる人の考え方」を実践してみる。
・長期休暇を取るなど、休止期間を作る。
・転職など仕事をする環境を変えてみる。
・働くこと自体を辞めてみる。
休止期間を作る
仕事が楽しくないと感じる人は、
単に仕事が退屈なものだという考えの人もいれば、真面目に働いているからこそ、疲れ果てて楽しいと思えなくなるという人もいます。
特に「自分の時間」を作れなくなると、余裕がなくなりネガティブに陥りやすくなります。
無理に楽しもうとして、余計に疲れてしまっては元も子もありません。
また、転職もはっきりとした理由がないのであれば、時間の無駄になりかねません。
長期休みを申請するなどして、自分の時間を作るようにすると、自然と余裕が生まれ、しっかりと幸せを感じられるようになります。
仕事と距離を置くことによって、今まで気付けなかった仕事のやりがいにも気付けるかもしれません。
転職など仕事をする環境を変えてみる
そもそも仕事内容に不満があったり、会社の体制や人間関係に問題があるのであれば、転職を検討するのも一つの手です。
自分の意識は変えられても、人の考え方や行動を変えるのは不可能に近いです。
仕事をするにおいて、悩むべきことで悩んでいるのであればいいのですが、
悩む意味もないことがあなたの大きなストレスになっているのであれば、しっかりと仕事に集中できる別の環境を探すことが解決になるかもしれません。
働くこと自体を辞めてみる
仕事を通してつけられる力や、経験になることはたくさんあります。
考え方の違う人々と働くことによって、価値観が豊かになったり、お客様へサービスや商品を提供することによって責任を持って行動するようになったりと。
ですが、そもそも会社員として働くことに対して、疑問や悩みを持つ方もいるかもしれません。
あるいは働くにつれて、「社会人でいることが辛いな」とだんだん感じてくる人もいるでしょう。
仕事をしなくても生きていける方法があるのであれば、好きな時間に好きなことをできます。
時間軸を「仕事」ではなく「自分」に合わせられるので、以前よりも人生が豊かに感じるでしょう。
では、肝心な生活費はどうするのかというと、
「投資」から賄うこととなります。
これはFIRE(Financial Independence Retire Early/経済的独立)という考え方で、アメリカでは多くのビジネスパーソンがこのFIREを目標としています。
日本でもコロナ禍をきっかけに、多くの働く世代に指示されています。
実際このFIREを目指し、成し遂げた方も増えてきています。
仕事に行きたくないなら、いっそ仕事を辞めて不労所得で生きていくという選択肢
まとめ
生きていくためにお金を稼がなくてはいけません。
ほとんどの方が、仕事をして生活費を賄っています。
せっかく働くのであれば、仕事を楽しめるように私生活を充実させるなど自分へのご褒美も忘れずにしていきましょう。
それでもどうにもならない場合は、転職や仕事を辞めて生きていくという選択肢を考えてもいいかもしれません。