皆さんはお金についての不安を感じたことはありますか?
私は、あります。
前職では、そもそも給与自体低く、給料日には次の給料日までどのようにやりくりするか、
考えて生活していました。
友人と出掛けたり、ほしいものを買ったり、20代を楽しむために使える額は限られていて、
お金に関するストレスや不安は、いつも感じていたことを覚えています。
本日はそんな、日本人が抱えるお金の不安について深掘りしていきます。
目次
20代の60%が貯金ゼロ円
こういった20代は、実は少なくありません。
実際に金融広報中央委員会の調査結果では、20代の6割が貯金ゼロ円ということが分かりました。
実際に、私の周りでも多くの友人が、貯金がないという印象を受けています。
もちろん、具体的に把握をしている訳では無いのですが、積み立てで貯金をしていたり、親にお金の管理をしてもらって積み立てているという方はチラホラ見かけます。
この先いくらかかるのか
20代というと、老後の生活について真剣に考える人は少ないと思いますが、
結婚や、子育てなどの近い将来にあるライフイベントについて考える方は多いでしょう。
結婚式の費用
株式会社リクルートブライダル総研の調べによると、日本人の結婚式の費用は、平均100〜300万円かけられているそうです。
ただ、結婚式費用について、親から援助を受けるカップルは全体の8割にも及び、
援助金額の平均は197万円にもなります。
ということは、かかる資金の半分以上を両親から支援してもらっているということになります。
新婚旅行・引っ越し費用
結婚した後にかかる費用としては、新婚旅行や引っ越しなどですが、
結婚スタイルマガジントレンド調査2018によると、新婚旅行にかかる費用は平均50~70万円。
引っ越しにかかる費用は平均70万〜90万となります。
子供の教育費用
結婚から妊娠までの、平均期間は半年となっています。
⏬【結婚から妊娠までの期間】
※株式会社エムティーアイ「ルナルナファミリー」調べ
また、子供の教育にかかる金額ですが、
全て公立の学校に通わせた場合1人につき1,000万円。
全て私立だった場合では、2,000〜2,200万円となります。
このように、20代のうちは目先のイベントである結婚や子育てにかかる費用について、
頭を悩ませている人が多いでしょう。
私も友人とは、結婚までにいくら貯めるかという話をしたことがありますが、
数十万〜100万円という意見が多く、現実的に子育てまで全ての必要資金を結婚前に準備できる人は少ないことを再確認しました。
日本人の悩み
今や人生100年時代と言われる世の中で、20代の若者に「将来についての不安はあるか」という統計を取ったところ、
結果として75%が「不安がある」、
残りの25%が「不安はない」というような結果でした。
不安があると回答した人の理由としては、
現在の収入が低いため、子供が生まれた後にゆとりのある生活をしているのが想像できない。
というように、現在の収入の低さから生まれるお金の不安が全体の1位となっています。
実際に、将来的にかかる費用の大きさは、なんとなく分かってはいるものの、
ただただ漠然とした不安を抱えたまま、すぐに動き出せずに歳を重ねてしまうという人が多いのです。
貯金をするコツは?
貯金をするのが難しい20代ですが、
浪費家の方であっても生活を少しずつ変えていくだけで、貯金をすることができるようになります。
「欲しい」と「必要」で考える
ものを買う時に、ついつい「欲しい」という気持ちだけで買ってしまいがちですが、
「欲しい」から買うというのは、浪費となります。
「必要」だから買うというのは、消費となります。
例えば可愛いと思った洋服でも、1度も着なくては浪費となります。
寒くなってきたけれど冬用の服がなく、買いに行ったのであれば消費となります。
または、浪費であっても買ったことによって、心の豊かさや幸せが大きいのであればそれは、意味のある浪費となります。
まずは、買う前に「この買い物は欲しいから買うのか、必要だから買うのか」を考えてみると無駄な浪費がなくなるでしょう。
複数の口座を利用する
お金が知らず知らずに減る人の特徴として、使用しているメインの口座が一つという共通点があります。
給与口座、預金口座、お小遣い口座などに分けておくと、
毎月のお金の動きも把握しやすくなりますし、貯金にも効果的です。
生活を整える
貯金ができない人は、生活費やお金の管理ができていないという特徴があります。
どのように、お金が流れてなぜ貯まらないのかはっきりと把握できていないというのがその要因となっています。
意外にも効果的なのは、家の整理整頓をする、生活リズムを整える、
冷蔵庫の中を把握するといった「生活を整える作業」です。
これは実際に私も実践していますが、
1日3食自炊で賄うようになったことによって、外食コストを見直すことができました。
冷蔵庫の中も把握するようになり、買い物での食品の買いすぎや、冷蔵庫の中の食材の期限を切らしてしまうという無駄がなくなりました。
以前は、休日になると読書をしにカフェに行ったり、買い物をしたりと、出掛けることが多く、その分小さな出費が重なっていました。
生活を見直すようになってから、家の中もきれいになり、
家で過ごすのがより一層楽しくなったことで外食や、カフェにいく機会が減り、家で過ごすことが増えました。
これにより、自然と無駄な出費が減り、時間もお金も有効に使えていると実感できるようになりました。
貯金ができるようになったら運用へ
貯金ができるようになったら、
「銀行においておくだけでは、お金が増えないから何かいい方法はないか」と考え始めるステップに進みます。
銀行の金利は、大手バンクでも0.02%と、ごく僅か。
運用をしたくないという方であれば、金利の高い「ネットバンク」を利用するのも一つの手です。
ネットバンクについての記事⏬
賢い人はみんな使ってる?ネットバンクのススメ
その他資産を有効的に大きくするには、投資などの運用があります。
最近では、老後資金2,000万円問題も話題となり個人確定拠出年金を始める人が増えています。
コロナショックが、ここに拍車をかけるように更に「資産形成」の重要性を人々に実感させました。
コロナ禍をきっかけに投資初心者の方であっても、
積み立てNISAや株式投資、投資信託など少額で出来るもの、比較的リスクが低いものから挑戦している人が急増しています。
また、楽天会員の方が楽天銀行に預金をしたり、楽天証券から投資をするなど、
初めての利用者にも易しくスムーズに始められるよう、システムやサービスも日々進化を遂げています。
まとめ
日本は先進国の中でも、「貯金が大好きな国」と言われています。
しかし、残念ながら20代であっても半分以上が貯金ゼロで、お金について悩む人口が多いという結果です。
これは、日本の金融教育の乏しさも大きな要因となっています。
幸せに生きていく上で、お金は非常に重要なツールとなります。
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